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とりあえず目指せ100記事 雑記ブログです

お家作りは「窓」で変わる。

こんにちは

建築家のなおです。

 

家づくりに とても重要なポイントとなる「窓」についてのお話したいと思います。

 

「窓」は住宅の中と外をつなぐ唯一の存在です。

気持ちの良い窓辺を設計する事が 住まい手にとっても、きっとプラスに働くと考えます。

 

住まいの豊かさは外部とのつながりにあると考えます。

 

突然ですが 今のお家の窓からは どんな景色が見えますか?

・青空や雲が見えますか?

・山や木、植物が見えますか?

・建物などが見えていますか?

 

窓からは、いろんな景色を望む事ができます。

車の窓もそうですね。

列車の旅では車窓からの眺めなんかもよく聞きますよね。

 

昔から日本の文化は、そんな外との繋がりにあったんでは無いでしょうか?

 

日本の四季折々の素晴らしい眺めを、家の中から眺める事ができたら、とても素敵だと思いませんか?

 

逆に、一生お隣の壁を望むことなんてことになったら・・・それだけで悲しくなります。

 

近所を散歩していても見かける事がありますが、

昼間にもかかわらず南面のカーテンを締め切っている光景をよく目にします。

 

お隣さんや外の視線を気にして、締め切っていると思うのですが、

僕はもったいないと思います。

極端に言ってしまえば、窓を設けている意味が無いと思うからです。

 

他にも、冬場の日射取得はとても大切です。

カーテンで遮り、中では暖房器具を使い暖房していては、財布にも環境にもよくありません。

 

その辺りは、設計士がもっと考えて

「位置や配置・大きさ等」含めて考える必要があると思っています。

 

それには、その土地でどこが一番気持ちの良い場所かを見つける必要があります。

 

その場所からどんな景色が見えるか、想像する必要があります。

 

お家づくりをする際に窓の開け方に決まりはありません。

どこに開けても構いません。

 

だったら、一番気持ちの良い場所に向けて、眺めの良い場所に向かって設けるのが素直な設計だと思います。

 

あとは、太陽にも素直に設けること!!!

 

そうすることで、太陽光の恩恵を受ける事ができるからです。

 

細かいことを言えば構造や外観・バランスの問題もあります。

ですが何も考えずにまずどこが一番気持ちの良いところなのか?

その土地に素直に向き合う事が大切になります。

 

セオリー通りの設計や、住宅を商品として販売している会社は、

そんなことは考えていません。

今まで通りの考え方で、その窓の開け方を疑うこともしません。

(大手などは、細かくルール決めされているので、変える事ができないパターンもあります。)

 

窓との付き合い方が変わると、暮らし方が大きく変わると思います。

それは、住まいの本質ではないかと思います。

 

素敵な窓辺で、素敵な時間を過ごす。そんな気持ちの良い窓に憧れます。

じゃまたね!