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とりあえず目指せ100記事 雑記ブログです

リフォームのお悩み解決法!!!

こんにちは

建築家のなおです。

今日は、「お家のお悩み解決のコーナー!!」こういう時どういう対処法がいいの?という疑問にお答えしていきたいと思います!今の暮らしが劇的に変わる対処法です。

リフォームではこういった質問が多いと思うのでぜひ参考にしてみて下さい。①から順に効果がるものになります。逆をいえばこの方法以外は効果がないとも言えます。

・足元の温度を上げたい


①気密性能を上げると。気密性能を上げることで、床下から冷気の吸い込みが減少し足元の冷えを減らします。
②床の断熱を強化する。床の断熱を強化することで、断熱性能がよくなり、床の表面温度を上げることができます。
③開口部の断熱を強化する。開口部の断熱を強化することで、コールドドラフトをなくす、足元の気流を抑える事ができます。
④床暖房を導入する。エネルギーを導入し軽減させる。(床下エアコンなども同様)

・明け方の室温を抑えたい


①家全体の断熱を強化する。いわゆるUA値を向上させることで、躯体からの熱流出を減らす事ができ、明け方になっても昨日の暖かな空気が冷めないようにする。
②気密性能を上げること。気密性能を上げることで、隙間風をなくし 冷たい外気の侵入を減らし、冷めないようにする。

・壁や窓の肌寒さを抑えたい


①各部位の断熱性能を上げる。各部位の断熱性能を上げることで、窓・壁・床の表面温度が上がり、肌寒さを抑える。
②窓に付属部材で強化する。特に弱点となる窓には、付属品(カーテンや断熱ブラインド)を付け、弱点を補強する。

・暖房費を抑えたい


①断熱気密性能を上げる。熱の逃げる量を抑えることで、結果的使用する熱量を抑える事ができる。
②日射熱を取り込む。(+蓄熱)昼間の日射熱をしっかり取り込むことで、暖房費の削減につながります。これには、間取りや周辺環境が大事になってきます。
③高効率な設備を入れる。効率が良いものを設置することで、利用する料金を抑える事ができる。最低限エアコンを視野に入れ、ヒートポンプ技術の採用を検討してみて下さい。

・夏の暑さを抑えたい


①日射熱を遮蔽する。昼間の日射熱を遮り、ηAC値を小さくする。直接日射熱を入れない事が、冷房費削減にも繋がります。特に屋根(天井)の断熱性能を上げる事で、屋根(天井)からの輻射熱の影響や開口部からの日射熱の影響も少なくする事ができます。
②断熱・遮熱性能を上げる。夏場は外からの熱をどれだけ防ぐ、遮蔽できるかです。特に開口部と屋根が重要になる。
③通風を行う。時期により外の涼風を取り入れるようにする。
④高効率設備(エアコン)を入れる。実質冷房が可能な電化製品は、エアコンのみです。

・表面結露を防ぎたい


①各部位の断熱性能を上げる。各部位の断熱性能を上げる事で、それぞれの表面温度が上がり、表面結露の防止につながります。
②湿気の発生を抑える。水蒸気の発生を抑えて、温度が下がっても結露しにくい状況を作ることで結露を防ぐ事ができます。しかし適度な湿気は必要で、表面温度は下がっても、風邪などの健康被害もあるので注意が必要です。
③適切な換気を行う。日常生活で発生した水蒸気を適切に排出する。こちらもしっかりと気密性能を上げることで、換気も有効に働きます。

・建物内の温度差をなくす


①建物全体の断熱性能を上げる。こちらもUA値の向上や気密性能を上げることで建物全体の性能向上し温度差を減らす事ができます。
②全館冷暖房を入れる。暖房する部屋、しない部屋と分けるのではなく、家全体を冷暖房することで、部屋間の温度差をなくす事ができる。一方で膨大なエネルギーを使用するため、費用も高くなる。
③暖房室の面積割合を増やす。こちらも結局は、暖房しない部屋の面積をできるだけ小さくし、暖める部屋を増やしてく事で、温度変化を少なくする。

・まとめ

以上がリフォームなどでよくある、お家のお悩みです。

基本的な考えは、                             ①建物自体の性能を上げる事。                       ②エネルギーを導入して補填する。

状況によって多少変わるところはありますが、根本的な解決にはこんなやり方がお勧めです。昨今環境問題の話題もあるので、できるだけエネルギーに頼らない暮らし、家づくりができればと思います。

暖かい家づくりは、住む人の幸せにつながると考えます。

じゃまたね。